岡山の酒米品種『雄町』稲刈り実施①

こんにちは!

 

日本酒で乾杯するほどの日本酒好き!

杉原未来(すぎはら みらい)です。




「2022 Miss SAKE 岡山」

岡山の酒米品種『雄町』稲刈りイベントが10月27日 岡山市南区中畦にて、

開催されました!!

 

 

 

 

 

 

今回の稲刈りは615日に開催された、

2021 Miss SAKE JAPAN」「2022 Miss SAKE 岡山」

〝岡山の酒米品種『雄町』田植え〟のアンサーイベントでもあります。

 

またまた国定農産様が稲刈り真っ只中の時期で大変お忙しい中、圃場を使わせていただきました…!

田植えだけではなく、稲刈りもさせていただけることに重ねてご御礼申し上げます。

 

 

 

 

雄町米は酒米の中で唯一「引っ張りだこになっている酒米」です。

他の品種は需要と供給のバランスが均衡している、もしくは余りある状態になっていると言われています。

一方で、雄町米だけは供給が追いついておらず、引き合いが強い状態が続いています。

雄町米は、品種改良を経ていない「原種」であるために穂の背丈が高く、

加えて、病害虫からの影響も大きく受けるため栽培自体が難しく、生産量を一気に増やすことは厳しい状態にあります。

現在、岡山県内の雄町米の生産量は約2100tありますが、50年前は約59tしかなかったというデータもあるほどです。

戦後の食糧難の時代には酒米の生産を減らし、主食用米の生産を増やしたことで尚更に貴重な存在となり「雄町米は幻の酒米だ」とまで言われた時期もありました。

 

そんな「幻の酒米 雄町米」は、全国の酒蔵さんに「雄町米でお酒を醸したい!」と思わせ、

さらには「オマチスト」と呼ばれるようなファンを多く抱えています。

そんな貴重な雄町米を田植え、稲刈りできるなんて…!

きっと人生で一度しかないと思われる貴重な体験に、胸躍らせながら参加させていただきました。


 

◆手刈り体験

当日は天候にも恵まれ、秋風が頬に心地良い「稲刈り日和」で、

圃場には、よく乾燥した雄町米の長い穂が刈り取りを待っていました。

手刈りには、「2022 Miss SAKE 岡山」の4名に加えて、株式会社中四国クボタ様、全国農業協同組合連合会岡山県本部様の女性社員の皆様、一般社団法人みろくゆがふ代表理事様にもご協力いただき、計8名での手刈りを行いました。

 

 

 

 

 

うるち米の田植えや稲刈りは幼少期から大学時代にかけて経験してきたのですが、まず驚かされたのは雄町米の堂々たる長い穂。

しなやかに伸びた雄町米の穂は150160cmにも達します。

一般的な主食用米の120cm前後の穂と違い、長い分刈り取る際の扱いが難しいと感じました。

途中、国定社長から「農家さんが手刈りをする時は3株分を一気に刈っていますよ」と熟練の技を見せていただく場面もありました。

軽快なリズムで稲を刈る姿に、「コンバインなどの機械が発達していない頃は、農家さんは皆が手刈りをしていたのだ」という事実を連想しました。

何をとっても農家さんには頭が上がりません。

 

 

 

 

 

私は10分もしないうちに額から汗が吹き出し、クボタ様がご用意して下さった麦わら帽子をずらして汗を拭いながらの稲刈りとなりました。

ただ、秋風が吹き抜けると汗もスッと引き、その爽やかな感覚が気持ちの良い時間となりました。

 

 

 

 

◆クボタ自動運転農機「アグリロボ コンバイン DR6130A」デモンストレーション

今回も株式会社中四国クボタ様のご協力によりクボタ自動運転農機「アグリロボ コンバイン DR6130Aデモンストレーションを開催していただきました。

 

 

 

 

 

「アグリロボ コンバイン DR6130A」は私たち8名が15分かけて刈り取った穂の量を、たったの10秒足らずで綺麗に刈り取ってくれました。

雄町米の長い穂を慎重に刈り取るためゆっくりと進行していたとのことですが、アグリロボはもともと秒速1.8mのポテンシャルを持っているため、一般的なうるち米の穂であればもっと早くスムーズに刈り取れるとのことでした。

加えて、衛星が読み取った圃場の情報をメッシュマップとしてアグリロボが読み込み、一番効率的な稲刈りのルートを算出してくれるため、誰でも熟練者のような稲刈りが可能となるのです!

デモンストレーションでは、2022 Miss SAKE 岡山の安藤さんがアグリロボに試乗し、雄町米の長い穂を綺麗に刈り取っていました。

2022 Miss SAKE Okayamaのメンバー全員が、英知の結晶である「アグリロボ コンバイン DR6130A」に興味津々。

見学に来られた農家さん方々もアグリロボに熱視線を送っておられたように見えました。

 

 

 

 

 

◆さいごに

岡山には農業の強みが沢山あります。

恵まれた天候、優秀な品種、整備された土地…。

農業は地の利を生かした産業であり、逆に言えば好条件が揃わなければ成り立たない部分が多い、まるで奇跡を具現化したような産業です。

そんな中で、岡山県の酒造好適米である雄町米の歴史を長く紡いでくださる農家さんがいらっしゃること、それを支える沢山の支援者がいることをもっと多くの方に知ってほしいと考えています。

その一助として、私たちMiss SAKE 岡山はアンバサダーとして「日本酒業界」「農業業界」をもっと盛り上げていけたらと感じました。

 

 

 

 

 

最後になりましたが、

有限会社国定農産様(代表取締役国定豪様)

株式会社中四国クボタ様(代表取締役社長 林繁雄様)

岡山県酒造好適米協議会様(会長藤原一章様)

岡山市農業協同組合様(経営管理委員会会長 宮武博様)

全国農業協同組合連合会岡山県本部様(県本部長 伍賀弘様)

その他、ご協力下さった皆様、イベントにお越しくださった皆様へ、厚く御礼申し上げます。

 

 

2022 Miss SAKE 岡山 準グランプリ
杉原未来(すぎはらみらい)

おかやま「雄町と地酒の祭典」2022②

こんにちは!
岡山グルメと日本酒をこよなく愛する
2022Miss SAKE 岡山 準グランプリの石田真希(いしだまき)です。


10月15日(土)および10月16日(日)に開催された
おかやま「雄町と地酒の祭典」2022にて
2日目のステージイベントへ登壇させていただきました。
岡山県内から18蔵が出展された「地酒・雄町試飲会場」が魅力的なこのイベントですが、
3年ぶり待望の開催だったようでかなりの人で賑わっていました。
(来場者しても参加したかった程、楽しそうな会場でした...笑)
2日目も晴れの国は暖かな秋晴れに恵まれる中、
屋内会場では私たちMiss SAKE Okayamaがトークショーに参加させていただきました。




◉16日(日)トークショー

テーマは「より美味しく、雄町と地酒を〝たしなむ〟」

司会進行は1日目に引き続き、
TSCテレビせとうち 中島有香アナウンサー
登壇者は、
フードコーディネーター 灰原抄織さん
日本酒ライター 市田真紀さん
2022 Miss SAKE 岡山 安藤恵
2022 Miss SAKE 岡山 準グランプリ 杉原未来
2022 Miss SAKE 岡山 準グランプリ 石田真希
岡山の日本酒×食を研究し、そして愛するそんなメンバーで、
それぞれの雄町のたしなみ方を紹介したり、オススメのペアリングを頂いたりして
楽しい時間はあっという間に過ぎました。



まずは私の雄町のたしなみ方から。
Miss SAKE Okayamaの3人の中では1番お酒を飲む頻度は少ないであろう私ですが、
週に1回の家飲みや、友人との外飲みが日常の楽しみ。
岡山県産の雄町米日本酒だからこそ合わせて頂きたいのが岡山の自然の味です。
実家から送って貰った大好物の鰆やシャインマスカットをアテに日本酒を頂くのが至福の時で、
故郷を離れて大阪で一人暮らしをする中で岡山や家族の事を思い出す幸せな時間にもなっています。



私のたしなみ方はここまでにしておいて、次は準グランプリの杉原さん。
ご友人も多く、外に食べ飲みに行くのがお好きな杉原さんですが、
さすが岡山の飲食店情報といったらピカイチで私もいつもお世話になっています。
そんな彼女は飲食店の方がオススメしてくださるペアリングを楽しむのが杉原流のたしなみ方で、
本人曰く、自分の好みや固定概念を取り除いた
バイアスのかかっていない「お料理とお酒の組み合わせ」
を知る事ができ、世界が広がって楽しいとの事。
たしかに、自分の好みで注文するのも良いですが、お店の方にペアリングをお任せする事で、
それを選ばれたバックグラウンドだったり豆知識なんかも聞けたりして楽しいですよね。



グランプリの安藤さんは、
東京のイタリア料理店で自らの酒匠の知識と経験を活かして岡山の地酒をお客様に提供されており、
自身でも日本酒を頂く機会は多いとの事。
そんな中で彼女が日本酒を飲んだ時に思い浮かべるのは、
酒蔵さんを実際に訪れた時にお会いした方々や、そのお酒へ込められた熱い想いだそう。
「皆さん、作ったお酒の事を自分の宝物のようにお話しして下さるんです。」と。
日本酒に込められた想いや作られた方の苦労を知る事でより一層そのお酒の美味しさや、
頂ける事のありがたさまで味わう事ができますよね。
そのような、お酒に込められた人々の想いまで味わうハートフルなたしなみ方を
彼女はされておりました。



そしてその後は、フードコーディネーターの灰原さんと日本酒ライターの市田さんによる、
オススメのペアリング紹介をして頂きました。
お二人は岡山の地酒と旬のおつまみのペアリングを紹介するおかやま日本酒時間」で共演されており、
過去に数々のペアリングを試してきておられました。
そんな中からの抜粋という事で、私自身もこの時間を楽しみにしていました!


内容は、
① 「タコとじゃがいものサラダ」と「県産米の酒」
②  「鶏の紅だるま焼き柿のソース」と「山田錦の酒」
③ 「マスカットのクリームチーズサンド」と 「雄町米の酒」
④ 「サバと夏野菜のタイカレー」と 「朝日米の酒」
写真をスクリーンに出して紹介して下さり、どれも涎が出る程美味しそうなペアリングでした。
灰原さん曰く、長年研究する中で日本酒はオリーブオイルとの相性が物凄く良いようで、
一品目はまさにそのオリーブオイルが日本酒の良い引き立て役になっているんだとか。
また、市田さんは三品目で使われているミントのようなハーブや、
四品目で使われているカレーのスパイスが、日本酒にピタッとはまる!とも仰っていました。
最後にはなんとお二人が提案して下さったアップルパイと雄町米日本酒のペアリング体験をさせて頂きました!
(※日本酒銘柄は秘密)



私自身このようなペアリングは初めてでしたが、林檎の燻製された深い甘みと雄町の深い味わいがマッチして、
口の中で両方の甘みがブワーっと広がり、その味はまさに感動。
本当に美味しく頂きました。
どれも、日本酒の特性や食材の旬の時期、産地等からマッチする組み合わせやその理由が考え尽くされており
普段冒険をしない私にとってはすごく奥深い、楽しい、素敵な時間でした。
また一つ、日本酒の良さを知る事ができ、愛が深まったように思います。



最後になりましたがご後援を頂いた皆様、
祭典を運営してくださった皆様、
美味しいお料理を提供してくださった飲食店様、
各地からお集まりいただいた多くの酒蔵様、
会場にお越し下さったオマチストの皆様、
本当にありがとうございました!
 
 
2022 Miss SAKE 岡山 準グランプリ

石田真希(いしだ まき)

おかやま「雄町と地酒の祭典」2022①

こんにちは!

日本酒で乾杯するほどの日本酒好き!

2022 Miss SAKE Okayama 準グランプリの

杉原未来(すぎはら みらい)です。


 

2022おかやま「雄町と地酒の祭典」が10月15日、16日に

岡山コンベンションセンターにて開催されました!

 

 

◆「雄町と地酒の祭典」の概要

「雄町と地酒の祭典」は岡山県発祥の酒米「雄町米」でできたお酒を心ゆくまで楽しむことをコンセプトとして開催されました。
「雄町米」で造られた日本酒には熱狂的なファンが多く、
そういった方々を通称「オマチスト」とも呼びます。
多くの方に愛され、全国の日本酒に使用されている「雄町米」が岡山県発祥であることをPRすることも、当祭典の趣旨のひとつ。
加えて、岡山県内の地酒の認知度を向上させ、日本酒業界をもっと盛り上げるためのお祭りでもあります。
岡山県内外から多くのお客様が足を運んで下さり、岡山駅直結の会場であるコンベンションセンターのママカリフォーラムには、みるみるうちに黒山の人だかりができておりました。

 

 

 

 

 

さて、この「雄町と地酒の祭典」の内容ですが、

・岡山県内から18蔵が出展された「地酒・雄町試飲会場」

・全国の雄町のお酒を集めた「全国・雄町利き酒会場」

・岡山の郷土料理の「ばら寿司販売コーナー」

・有名な飲食店さんの「屋外グルメコーナー」

が設置され、日本酒好き、とりわけ雄町好きにはたまらない祭典となりました!

 

 

 

2022 Miss SAKE Okayama 準グランプリとしてのお役目がもしも無ければ、私も純粋にお客さんとして参加したいほど、ぎゅっと魅力の詰まったお祭りです。

そんな「雄町と地酒の祭典」の中で私たちMiss SAKE Okayamaがお役目をいただいたのが、
祭典のメインイベントである「トークショー」です。

 

 

◆トークショー「幻の酒米『雄町』の魅力に迫る」について

15日のトークテーマは「幻の酒米『雄町』の魅力に迫る」でした!

司会進行は、
TSCテレビせとうち 中島有香アナウンサー

登壇者は、
岡山県酒造好適米協議会 藤原一章会長

御前酒蔵元 株式会社辻本店 辻麻衣子杜氏

2022 Miss SAKE Okayama 安藤恵

2022 Miss SAKE Okayama 準グランプリ 杉原未来

というメンバーでのトークセッションは、雄町米への愛にあふれる時間となりました。

 

 

 

 

まず、藤原会長から「雄町米の特徴」や「雄町米が幻の酒米といわれる理由」をお聞きしたのですが、
改めて雄町米の栽培の難しさや貴重さを感じることができました。

 

雄町米は、品種改良を経ていない「原種」であるために穂の背丈が高く、
加えて、病害虫からの影響も大きく受けるため栽培自体が難しいということでした。
また、戦後の食糧難の時代には酒米の生産を減らし、主食用米の生産を増やしたことで尚更に貴重な存在となり「幻の酒米」と呼ばれるようになったそうです。
現在、岡山県内の雄町米の生産量は約2100tありますが、50年前は約59tしかなかったというデータもあるほどです。

 

「多くの酒米は余る傾向にあるが、実は雄町米だけ生産量が足りていない」と、
辻麻衣子杜氏もおっしゃいました。

御前酒蔵元 株式会社辻本店さんでは「雄町の未来は、御前酒が醸す」をテーマに、全量雄町での酒造りを追求しておられます。

 

加えて、オール岡山で挑む「御前酒特上雄町プロジェクト」を立ち上げられ、その出発点ともいえる「御前酒 特等雄町2.2」の実物をみせていただきました。
商品名にもある「2.2」とは、米の乾燥調製の篩(ふるい)の目の大きさのことを表しているそうです。
通常は2.1mmのところを、特別に2.2mmで篩い、残った大粒の雄町米だけを選んで酒造りに使用するという贅沢な選別をしているお酒だそうです!
気になった方は、是非とも検索してみて下さい!

 

2022 Miss SAKE Okayama の安藤さんは、「御前酒 特等雄町2.2」を飲んだ経験があり、
「大切な時にゆっくり味わって飲みたい」とのことでした。

 

 

 

そして、彼女にとっての雄町の魅力とは
「飲んで美味しい!」

「食べて美味しい!」

「成長する姿が美しい!」

の三拍子が揃っているところ
だということで、独自の視点から雄町米の魅力を多角的に伝えてくれました。

中でも一般的に知られていないのが、
「雄町米はそのまま炊いて食べても美味しい」という事実。

 

「炊き立ての雄町米を塩むすびにして、雄町米のお酒といただくのが美味しいんです!」とお顔をほころばせる安藤さんを見るとこちらまで幸せになりました。
そして、グランプリたる「粋なお酒のたしなみ方」と「雄町米への愛」を感じた、素敵な瞬間でもありました。

 

◆私の考える雄町米の魅力

実は、私自身もオマチスト。

雄町米が本当に好きで、特に雄町米のもつ「ふくよかでどっしりとした米の旨味」が唯一無二だと感じています。

 

これは一般的な話ですが、例えば山田錦で造られたお酒は「華やかですっきりした飲み心地」で「甘みの強い酒が多い」と言われています。
お酒の口コミや飲んだ際の感想で「水みたいにサラサラ飲めてしまう」と山田錦のお酒は表現されますね。

 

一方で、雄町はというと、口に含んだ瞬間のお酒の旨味と「ふくよかでどっしりとした飲み心地」が魅力です。

 

ファーストインプレッションが強くて、まるで一度会ったら忘れられない人のような、
要するに「一目ぼれをしてしまうお酒」が雄町米で醸したお酒だと考えています。

そんな「忘れられないお酒」を醸すことができるのが、雄町米と他の酒米の違いかなぁと考えております。

 

 

◆さいごに

1015日、16日だけは岡山駅前のホテルの宿泊料が倍になっているけど、一体何が起こっているの!?」と私の知人が驚いていました。
備前市では岡山県の特産品、備前焼(びぜんやき)の祭典である「備前焼祭り」が行われており、岡山駅前では当祭典が開催されていたのです。

 

宿泊料には驚いた半面、長い間止まっていた経済活動が活発化して賑わいが返ってきたようで、とても嬉しく感じました。

 

また、その賑わいを
「雄町米」と「岡山県の地酒」が起爆剤となって作り出した
と考えるとなおさら嬉しい気持ちになったのでした。

 

 

最後になりましたが、ご後援を頂いた皆様、祭典を運営してくださった皆様、美味しいお料理を提供してくださった飲食店様、各地からお集まりいただいた多くの酒蔵様、会場にお越し下さったオマチストの皆様、本当にありがとうございました!

 

 

2022 Miss SAKE Okayama 準グランプリ
杉原未来(すぎはらみらい)

ブログを更新しました

それってあなたに対してなの?

個人や企業の発信はSNSが主とも言えますね。

 

TwitterやInstagram、Facebookなどは自分(自分たち)の考えや想いを伝える重要な手段です。

 

 

 

そんなSNSですがたまに〝投稿が炎上〟〝投稿に賛否〟などの文字がニュースを賑わすことがあります。

 

 

 

芸能人などよく知られた有名人に限ってのことかと思っていたのですが・・・

つい先日、自分が情報収集しているInstagramのインフルエンサーさん(F 1.5万人)がとあるストーリーを流し、数日後に対象と思われる投稿を削除されました。

 

削除された投稿はおおよそこのような内容でした。

 

 

〇〇が理解されにくくファンが付きにくいのは、〇〇のこのような複雑さ(手法や工程による名称の違いの説明と共に)もきっと関係している。
~~だとこんな呼び方、~~だとこんな呼び方になって初心者には難しい。

※〇〇 → このインフルエンサーさんが応援・発信している業界

 

 

 

自分としては

「確かに!自分も初めはそこを理解するのが何より大変で面倒だったな~」

と感じ、その違いも丁寧に説明されているので感心していました。

 




ですが翌日、ストーリーで

「今回の私の投稿が一部誤解を招く内容で、この業界の伝統である手法や表記が良くないと思わせてしまいました。以後気を付けて投稿します。」

と流れてきました。


 

 



どんな誤解があったのかと、山ほど寄せられたコメントをつらつらと読んでいくと・・・

 

 

ありました、否定的な内容コメントが1つだけ。



この手法や工程こそが〇〇業界を伝統たらしめているもので、そして海外にはない複雑さや手間が〇〇の真骨頂です。~~時代から続くこの伝統技術や呼称を簡略化したりなくしたり変えたりすると〇〇が〇〇ではなくなってしまいます。これこそ〇〇の魅力なので誤解を招く発信はやめてください。





 

 

人は見たいように見て、聞きたいように聞く、という心理があります。

色んなものに(勝手に)意味を持たせようとします。

このコメントをした人は投稿全体を眺め、投稿者が何を伝えたいのかを理解する、という点を怠っています。


 

まずはそもそも、この投稿は

このコメントをした人のような〇〇業界に詳しい人に向けては書かれていない

という部分を理解する必要があります。










もし自分がインフルエンサーならこう返事をするでしょう。






あなたに向けてあなたに理解されたくて言ったわけではない




 



これはこういった専門分野向けの発信者だけでなく、一般の方の通常の投稿にも当てはまります。

 

色んな人が色んな人に向けて発信できる時代です。

受け取る側に余裕がないから噛みつきたくなるのでは?とも思いますが

名指しで投稿されない限りはあなたに向けて言ったわけではないので

「今の自分に必要な情報」だけを受け取るようにしたいですね。






読んだ時に少し傷ついた投稿、本当にあなたを傷つける目的で発信されたものですか?

『第13回雄町サミット』にて

こんにちは!

日本酒で乾杯するほどの日本酒好き!
杉原未来(すぎはら みらい)です。

 

 

『第13回雄町サミット』が令和4年830日、

東京のホテル椿山荘にて開催されました!

 

第13回雄町サミットでは、岡山県産酒造好適米「雄町」 100%使用した日本酒が

全国124の酒蔵より209点が出品され、全国のオマチストが一堂に集結!

 

また、8月17日に岡山県で予審を行い、入賞酒を決定した後、当日の午前中に実施した決審にて、入賞酒の中から優等賞が決定されました。

 

 

 

3年ぶりとなる雄町サミットの司会進行は、我らが2022 Miss SAKE 岡山の安藤恵が務め、
後半の雄町米生産者インタビューを私、杉原未来が務めさせていただきました。

 

今回は、生産者様や酒蔵様と対話をして感じたことをインタビュアーの視点からご紹介いたします。

 



 

 

◆雄町サミットの流れ

雄町サミットは二部構成となっており、

まず、第一部では「第 13 回雄町サミット優等賞の発表および審査講評」では決審にあたられた審査員の先生方からの好評をいただきました。

中でも、「雄町米で作ったお酒は、品をまといやすい」 という日本酒造組合中央会の宇都宮理事様のお言葉が一番印象に残りました。

何故なら、私も以前から同じようなことを感じつつ言葉にできていなかったからです。

雄町米を使って醸された様々な日本酒はあれども、そこに「一本ある軸」をどう表現しようかと私自身も考えておりました。

雄町米のお酒は味わいの幅があり、作り手の個性によって表情をガラッと変えるのですが、均一な味わいを表現できないことが雄町米の扱いが難しいと言われる理由です。

一方で、雄町米を用いた場合には、どんな味わいのお酒に出来上がったとしても

「日本酒を日本酒たらしめる品をまとう」のが雄町米の良さだと改めて気づかされました。

あくまでこちらの感想は私自身の考える雄町米らしさですので、皆様も別々の感度で「雄町米らしさ」に触れてみてくださいね。

 

 

 

 

そして、第二部では「懇親会」が行われ、岡山県産「雄町」のお酒を存分に味わえる利き酒タイムが設けられました。

ここでは、「岡山県産雄町のお酒」を会場にお越し下さったオマチストの皆様に存分に味わっていただきました。

そこで何よりも驚いたのは、「熱燗コーナー」が併設されていたこと!!

ボディ感や膨らみある味わいをもつ雄町米のお酒ならではのコーナーがあり、来場者の皆様はじっくりと利き酒を楽しんでおられました。

また会場には岡山県産の「お酒のあて」も盛りだくさんに用意されており、当サミットへの愛をひしひしと感じました。

 

 

◆生産者様へのインタビュー

岡山県酒造好適米協議会の各生産部会の代表の方々、7名にご登壇いただき、栽培の苦労や生育状況、今後の課題や目標等をお聞きしました。

中でも、藤田雄町部会の国定部会長様へ「農家さんから見た雄町の魅力は何でしょう?」と質問させていただいた時の言葉が忘れられませんでした。

 

 

 

「雄町米の生産では難しいことばかり。稲の背丈は160㎝にもなり倒伏しやすく、農家にとっては扱いにくい。そんな中でも生産を続けるのは酒蔵さんや消費者の皆さんの笑顔が見たいから、ただそれだけが魅力かもしれません。」

そう言って国定部会長様が笑顔で答えられると、周りの生産者様もうんうんと笑顔でうなづいておられました。

その時、インタビューしながら胸をぎゅっと掴まれるような気持になりました。

私自身も大学時代は農学部に身を置き農業の厳しさはわかったつもりでいましたが、雄町米をつくり続け、後世につなぐことは並み大抵の苦労ではないと確信しました。

 

 

お酒はすべて生産者様、酒蔵様、流通業者様の三位一体の流れの後で、やっと消費者である私たちの手元に届いています。

そして、このお酒のできる流れのはじまりは、生産者様の「心意気」であるのだと思います。

雄町米栽培の苦労を改めてお聞きし、雄町米のお酒をもっともっと大切に飲みたいと感じました。

 

 

◆受賞蔵の皆様へのインタビュー

意外だったのは、他県の酒蔵様からも「うちの看板酒は50年ずっと雄町米ですよ!」などのお声を聴けたこと。

様々な酒蔵様の雄町愛をお聞きすることができ、岡山生まれの雄町がこんなにも全国で愛されているのかと実感しました。

また、生産者様のインタビューの後だったので、丁寧に育てられた雄町米がどんな想いで醸されているのかを知り、感動もより一層強くなりました。

 

 

◆さいごに

岡山県民の皆様は、岡山県産の葡萄や桃を贈答用として他県に送る機会がしばしばあると思います。

しかし、岡山県産の雄町米でできた日本酒はなかなか送らないですよね。

「雄町米が岡山県発祥のもの」という事実が世間一般に浸透しておらず、他県の方々から「雄町のお酒送ってよ!」と言われることは滅多にないこと。

まずは、岡山県民の私たちが雄町米を知るべきではないでしょうか。

次回の雄町米イベントは1015,16日に、なんと岡山駅のすぐお隣にある岡山コンベンションセンターで開催されます!

 

2022 おかやま「雄町と地酒の祭典」

 

 

世界に自慢できる酒米を、岡山県の皆様にもっと知ってもらえればと考えております!

我々2022 Miss SAKE Okayamaも総力を挙げてイベントを盛り上げていく所存ですので、是非ともご参加くださいませ!

 

 

そして最後にはなりましたが、今回の雄町サミットにご後援を頂いた日本酒造組合中央会様、岡山県様、広島国税局様、株式会社アスク様、新中野工業株式会社様、株式会社フジワラテクノアート様、大会を運営してくださった皆様、会場にお越し下さったオマチストの皆様、本当にありがとうございました!

 

 

2022 Miss SAKE 岡山 準グランプリ
杉原未来(すぎはらみらい)

2022 Miss SAKE Japan 最終選考会が終了しました

『2022 Miss SAKE Japan 最終選考会』ご報告文書

関係者様各位


令和475

 

2022 Miss SAKE 岡山大会実行委員会

実行委員長 石原貴史

 

《2022 Miss SAKE Japan 最終選考会のご報告》

 

謹啓
盛夏の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
皆さま方には平素より当活動へ格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 

さて、昨日74()ウェスティン都ホテル京都にて開催されました『2022 Miss SAKE Japan 最終選考会』におきまして、岡山代表の安藤恵が出場いたしました。
8名のファイナリストに選出され、「地域活動貢献賞」を受賞しましたことを、ここにご報告いたします。
これは社団本部より、特に地域の皆さまのお役に立てていることのお墨付きに他なりません。
ひとえに当活動を支えてくださいました皆さま方のお陰でございます。
重ねて御礼申し上げます。


幸いにもまだまだ出演依頼をいただいております。
岡山の日本酒業界の発展だけでなく、岡山全体がさらに魅力に感じられるようなきっかけを提供していきたいと考えております。


今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
暑さもこれから厳しくなっていく折、どうぞご自愛くださいませ。

敬白


※実行委員会より関係各所へ、大会報告とさせていただいたものです

『Miss SAKEによる幻の酒米〝雄町〟田植えイベント』

こんにちは!

日本酒で乾杯するほどの日本酒好き!
杉原未来(すぎはら みらい)です。




「2021 Miss SAKE JAPAN」「2022 Miss SAKE 岡山」
岡山の酒米品種『雄町』田植えイベントが6月15日 岡山市南区中畦にて開催されました!!


私達のお仕事は、「手植え」のデモンストレーション!



国定農産様が田植え真っ只中の時期でお忙しい中、圃場を使わせていただきました…!

本当に感謝です…!

なにより、農家さんの偉大さを痛感する一日となりましたので、その一部始終をご紹介いたします!
さて、早速ですが田植えを手作業で行った感想はというと…


「悪戦苦闘」この四文字熟語に尽きる!という思いでした。


地元や大学で何度も田植えはしていた私ですが、久しぶりの田んぼに足を取られて悪戦苦闘…!!
いつもは使わない筋肉を使い、次の日はシッカリ筋肉痛でした…



農家さんがこんなに苦労をされて酒米ができるのだと改めて体感し、頭の上がらない思いになりました。



何より、テキパキ手植えをしようと奮闘した結果…
サッシュやら帽子やら、色んな所が泥だらけになっており、田植えの勲章を残しました…


さて、大本命である
クボタ自動運転農機「アグリロボ田植機NW8SA」
のデモンストレーションでは、農業の未来が垣間見えました!


手植えで1m植えるか植えないかの時、瞬く間に圃場の端から端まで到達していたのです…!
しかも、(当然ですが)手植えより美しい…!
しかも、(アグリロボというだけあって)無人機!

 


ロボット相手ですと、悔しい!
とも思わないものだから不思議ですね〜(笑)

 


むしろ、
たくましく、
とても心強く、
頼りがいのある存在に感じました。

 

 

 

離農者が年々増え、新規就農者も不十分な現状ですが、ロボット田植機を筆頭とする「技
術」が農業の未来を守ってくれるのだろうなぁと考えさせられる1日でした。

 


最後になりましたが、
・有限会社国定農産 株式会社様
・中四国クボタ様
・岡山県酒造好適米協議会様
・全国農業協同組合連合会岡山県本部様
その他、ご協力下さった皆様、イベントにお越しくださった皆様へ、厚く御礼を申し上げます。




ありがとうございました!!

 

 

2022 Miss SAKE 岡山 準グランプリ
杉原未来(すぎはらみらい)