【活動報告】『第105回備中杜氏自醸清酒品評会』

こんにちは!
日本酒で乾杯するほどの日本酒好き!
杉原未来(すぎはら みらい)です。

 


『第105回備中杜氏自醸清酒品評会』が5月24日、
岡山コンベンションセンター(岡山市北区駅元町)で開催されました!

 

 

そして、何とも光栄なことに、
当品評会において審査員を務めさせていただきました!!

 

今回の第105回品評会からは

「一般消費者に近い有識者を第2部審査員として招く」

という新しい試みが行われ、ご招待いただいた次第です。


「お酒の品評会」と聞くと、誰が審査をするのか、どこで審査会が行われているのか、具体的に何を基準として審査をするのかイメージしづらく、業界自体がクローズな印象でした。
そういったイメージの払拭や、新しい風を入れるという意味で
今回から「一般消費者に近い有識者を第2部審査員」の枠ができたそうです。

私に審査員が務まるかしら…と不安もありましたが平喜酒造の原取締役から

「また飲みたい!お金を出して買いたい!と思うお酒を選べば良いと思いますよ。」

と助言をいただけたため、気負わず審査ができました♪


それでは早速、審査の内容や品評会の様子をご紹介いたします!

 

 

◆審査の内容

 

出品酒は合計55点にものぼり、そこから上位1~5位の選定を行いました。


今回の出品酒の要件は以下の通り!

1 岡山県産米100%を使用した自醸造酒
2 カプロン酸エチル高生産性酵母を使用した清酒の出品は不可
3 清酒分類(純米・吟醸・本醸造等)及び醸造年度、出品点数の制限なし




特に面白い要件だと感じたのは二番目の

「カプロン酸エチル高生産性酵母を使用した清酒の出品は不可」

という点です。


カプロン酸エチル高生産性酵母を使用した清酒は、「マスカットのような吟醸香としっかりとした甘みのある酒」に仕上がります。

近年の品評会ではそういったお酒が上位に選ばれる傾向があるそうです。
カプロン酸エチル高生産性酵母を使用すると、
美味しいと感じるお酒を造りやすくなるので、
敢えてこの酵母を使用しない個性あるお酒だけを募集したということですね。


審査は、お酒を一つ一つ口内でころがし、手元の審査用紙に順位を記入するというもの。
美味しいと思ったものには「1」(1位という意味)と表記し、これは自分で買わないかなぁと思うものには「5」(5位)をつけるというちょっと変わった方式。
美味しいものに「1」の点数をつけるところや、何個でも同じ順位を書いて良いというと
ころが新鮮でした。


 

◆審査の様子


審査会場に入ると55種類のお酒がずらっと並べられていました!

まさに、壮観…!


一つ一つをテイスティングしつつ、手持ちの紙コップに口内のお酒を移しつつ、審査をすすめていきました。
お酒を口に含むたびに手元の審査用紙に順位を記入し、自分のタイミングでお水を飲んだり、
もう一度気になるお酒をテイスティングしなおしたり。


審査は制限時間なども設けておらず、一回一回にしっかりと時間をかけていた印象です。


一回目の審査では55種類、二回目の審査では28種類に絞られ、三回目では8種類に。
この三段階の審査を経て上位の1~5位が決定されました。

全部飲むと酔ってしまうので、三回目の審査からお酒をゴクンと飲むようにしていましたが本心では全部を飲みたかったですね。笑

そして、第2部で1位を獲得されたのが辻本店の辻杜氏の「御前酒 馨(けい)」

専門家の先生によってのみ審査された第1部での1位は、白菊酒造さんの三宅杜氏の「大吟醸 大典白菊」でした!

その他にも受賞された杜氏さん、酒蔵さん、おめでとうございます!

 

第1部 結果
http://okasake.com/winning/images/109/109_1.pdf

 

第2部 結果

http://okasake.com/winning/images/110/110_1.pdf

 

 

◆さいごに

備中杜氏の皆様が醸す清酒は、幅広い酒質を持った美味しいお酒ばかりでした!!
今回の審査において一番印象に残ったのはやはり、
カプロン酸エチル高生産性酵母を使用しないお酒のみの出品だったということ。

確かに、吟醸香のあるお酒は華やかでお洒落な口当たりで、評価が高くなり人気を博すのは当然でしょう。
それが悪いわけではないのですが、どうしても均一化された味わいに仕上がってしまいます。
その流行りから一旦離れてもなお、飲んで美味しい清酒が数多くありました!


私は流行の味や、バランスのとれた味よりも、
苦味や渋みをもつクセの強いお酒が好き。
ですから、今回の品評会の主旨には大賛成でした。

審査は難しかったですが、楽しみながらテイスティング出来ましたよ!

皆様も受賞酒をぜひ検索して、実際に味わってみてください。


最後になりましたが改めまして、受賞された杜氏さん、酒蔵さん、
本当におめでとうございます!!

お酒に合うおつまみ②

皆さんこんにちは!

歯科医師 2022 Miss SAKE 岡山
準グランプリの石田真希(いしだまき)です!




今日は私の好きな日本酒のアテについて紹介します!
2022 Miss SAKE岡山大会に出場させて頂いてから、少しずつ岡山の日本酒に詳しくなり、どんどん好きになっていったのですが、その中でも一番好きなのが丸本酒造さんの「竹林 かろやか」です!

こちらは2022 Miss SAKE岡山大会に一緒に参加していた小林梨沙さん(エントリーNo.3)のオススメで、大会以降気になって岡山に帰省した時買って帰ったものです!

岡山県酒造組合の会長職でもある丸本酒造さんは、日本酒作りに使用するお米である山田錦をご自身で栽培されているくらいお米にこだわっているそうで、その米作りに使われる仕込み水は竹林寺山というところから流れる伏流水なんだとか。

「竹林」というお酒の名前の由来もここから来ているそうで、一口頂いただけで岡山の綺麗な自然が生み出した透きとおったお水の美味しさを感じられます!!
私はお酒の保存場所が冷蔵庫しかない為、冷やして頂いたのですが、さっぱりしているのにほんのり甘く、白ワインのような上品な味わいが、もう一口で私を虜にさせました!まさに感動!
教えて下さった小林さん、本当にありがとうございます!



ここからは日本酒に合うアテの話です。
実は、丸本酒造さんがHPでオススメしている竹林かろやかと合うお料理は、白身魚だったりさっぱりしたお料理なのですが、あくまで私の好みとして見て下さい!笑
料理がそれほど得意でない私は1人晩酌をする時はスーパーでおつまみを調達。

そこで見つけた絶品おつまみがこちら。
◆マグロ昆布!
(写真の撮り方が悪く、美味しく見えなくて申し訳ありませんが絶品に間違いありません

個人的に日本酒を飲むときは味の濃ゆいものを食べたくて、特にこのマグロと昆布の甘辛いねちっこい味がクセになるんです、、、。
これに少し甘みのあるすっきりとした竹林を合わせれば最高に幸せです。
(※あくまで個人的な意見です。)






あともう一つ紹介したい日本酒×アテがあります。
こちらは御前酒蔵元辻本店さんのGOZENSHU9のレギュラーボトルを友人の家に持って行った時のことなんですが、なんと友人が日本酒に合うお料理という事で手作り天ぷらを振る舞ってくれました〜!
◆天ぷら


レギュラーボトルはすっきりとした辛口で、どんなお料理にも合うと思うんですが、やっぱり出来たての手作り天ぷらに冷たい日本酒を頂くというのは至福ですよね!
お料理も日本酒も本当に美味しく頂きました。
これからももっと色んな組み合わせを試して、美味しい日本酒×アテを見つけていきたいと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました!!


2022 Miss SAKE 岡山 準グランプリ
石田真希(いしだまき)

【活動報告】Miss SAKE 公式『Miss SAKE Channel』

こんにちは!

2022 Miss SAKE 岡山大会実行委員会
実行委員長の石原です。


一般社団法人Miss SAKE(以下、本部)公式のYoutubeチャンネルにて

岡山代表である安藤恵の動画が公開されています。
(※協力を得ながらしっかり自分で制作したそうです)

 

 

【酒匠(SSI認定)×2022 Miss SAKE Okayama 安藤恵 This is Me】



いかがでしょうか?

急きょ決定した宿題だったため、取材にご協力いただいた皆様にはご負担をおかけしてしまいました。

ですがお陰でとても良いものが出来上がっていると感じています。


時間なく回れなかった酒蔵様へは第2弾、第3弾で回らせていただく予定です。

お忙しいとは思いますがどうかご協力くださいますようお願いいたします。




現在安藤は本部のナデシコプログラムを受講中です。

日本酒に関連する知識の講座のみならず、食や健康、文化や地域振興など学んでいます。

岡山の代表として実行委員会も驚くような責任感と誇りをもって活動してくれています。

是非とも最終選考会で全国のグランプリを獲得してもらいたいです。


そのためにもまずは県内の皆様に認めていただけるような存在になる必要がありますね。




 

〓〓〓〓 以下、本部公式より引用 〓〓〓〓

「皆様はじめまして♪2022 Miss SAKE 岡山 安藤恵です!
私は地元岡山県の日本酒をもっと沢山の方に味わってほしいと思い、
2022 Miss SAKE Okayama に応募致しました。
今回"This is Me"を作成するにあたり、岡山県内の酒蔵様にご協力いただき、
岡山の地酒を紹介しながら、自己紹介もさせていただいています!
最後にはNGシーンも入った温かい動画になっておりますので、
是非最後までご覧になってください♪」


ご協力いただいた岡山県内の酒蔵様

赤磐酒造

嘉美心酒造

三冠酒造

白菊酒造

十八盛酒造

辻本店

利守酒造

芳烈酒造

丸本酒造

室町酒造

山成酒造

 

※50音順
リンクを貼っていますのでどうぞそれぞれご覧ください

【活動報告】津山市公式『メイドイン津山』チャンネル

こんにちは!

2022 Miss SAKE 岡山大会実行委員会
実行委員長の石原です。



後援ということで大会を支えてくださいました津山市よりお声がけがあり、
津山市公式『メイドイン津山』のYoutubeチャンネルへ

2022 Miss SAKE 岡山 安藤恵
出演させていただいております。


メイドイン津山公式サイト
https://tsuyama-biz.jp/made-in-tsuyama/

 

 

 

3月末に撮影しました3本の動画がすべてアップされましたので
皆様どうぞご覧ください。


①本目
株式会社多胡本家酒造場

【酒蔵めぐり岡山】プレゼントにも最適ピンク色の日本酒

(※試験醸造酒のため現在は購入できません)




②本目
難波酒造株式会社
【酒蔵めぐり岡山】日本一辛い日本酒を飲んでみました!





③本目
地域商社つやまエリア株式会社曲辰
【岡山県津山市】牛肉料理に合う日本酒を飲んでみました!







なお、株式会社曲辰様と吉本興業様のコラボ商品
『牛肉料理にあう酒つやま宵With Beef』
についても短編CMへ出演させていただいております。
https://youtu.be/BIVvWazVSNk

 

 

 

 

撮影をサポートしてくださった皆様、

素晴らしい時間を本当にありがとうございました。

【活動報告】岡山県キャンペーン動画撮影

こんにちは!

2022 Miss SAKE 岡山大会実行委員会
実行委員長の石原です。


山陽新聞事業社様からのお声がけにより、

岡山県産業労働部観光課が企画してすでに3/26よりスタートしています

 

「岡山に泊まってカンパイ&おかわりキャンペーン」

 

の販売促進PR動画へ
2022 Miss SAKE 岡山 安藤恵
出演させていただくことになりました。


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※概要はこちら

https://www.pref.okayama.jp/page/772147.html

(岡山県庁HPより)

https://www.okayama-kanko.jp/news/824
(公益社団岡山県観光連盟HPより)

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登録された宿泊施設に泊まると岡山の地酒と特産品がお得になるキャンペーンで、
新型コロナウイルス感染症の影響により
落ち込んでしまった観光需要の回復に向けての取り組みです。

地酒や県産品による追加注文の割引価格での提供や、県産品が抽選で当たったりしますよ。


 

 

 

 

さて、その動画撮影を美作三湯の一つ、湯原温泉街にある

湯原温泉 八景 様にて行ってきました。

 

 



窓から見える景色に加えて住民憩いの足湯も眺められます。

 



そんな中で八景料理長の松本様の牛肉料理に加え

八景様が常備されている地酒のラインナップから

ホテルグランヴィアシニアソムリエの藤川様がそれぞれチョイス。

 

 

 

岡山に泊まるとこんな素敵なマリアージュが楽しめるということを

上手に表現できたのではないかと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

素晴らしい時間を本当にありがとうございました。

 

お酒に合うおつまみ①

こんにちは!

日本酒で乾杯するほどの日本酒好き!

杉原未来(すぎはら みらい)です

 

私の一番好きな日本酒のあては、何といっても「海の幸」!

中でも「鰆(サワラ)」は、他の魚に無い魅力があるんです!

今回は、私がいつも感じている「岡山県民の皆様がサワラ大好きである理由」を考察しながら、サワラと地酒のマッチングの魅力を語りたいと思います。

加えて、岡山の地酒が持つ特徴についてもサワラに関連付けて解説していきます。

 

 

 

 

◆岡山県にきて感じた「強烈なサワラへの愛」

 

岡山県の居酒屋では見かけないことがない「鰆(サワラ)」

ここまで徹底して「いつでもどこでも食べることができる!」状況、

実は岡山県だけ!ということを皆様はご存知でしょうか?

私は山陰地方で生まれ育ち、社会人になり岡山県へ移り住みましたが、これだけ年中サワラを目にするのは岡山県に来て初めてのことでした。

私自身、岡山の地酒とサワラを味わううちにこのマッチングの虜になっていきました。

 

 

 

 

 

◆岡山県には「全国の美味しいサワラ」が大集合する!?

 

釣り好きの知人からは「山陰の方がサワラはよく釣れる」との話を聞きますし、実際に島根県のサワラの水揚げ量は全国4位。

一方で、岡山県のサワラ水揚げ量は全国31位。

水揚げ量が多くないからこそ日本中の美味しいサワラが岡山に大集合するようです。

その勢いは「サワラの値段は岡山で決まる!」と言われるほど。

ここまでサワラに対する強い愛を感じるのは岡山だけ!

では、なぜ岡山県民はサワラをそこまで追求するのでしょうか?

 

◆仮説①岡山県の地酒と一番マッチする魚だから

 

岡山県の地酒は全体的に甘口と言われています。

一方で山陰や日本海側の日本酒は辛口なものや、いかにも熱燗向きの米の香りが強いものが多い傾向にあります。

あくまでも傾向ですが、地酒の味わいが気候や食べ物と合うように作られるからこそ日本酒には地域性が生まれます。

例えば、日本海は海水温が低く波も荒いため、生息する魚は脂肪や筋肉を蓄えたパワフルな味わい・食感になります。

すると、地酒もそれに沿うように味わいや香りの強い辛口になっていく。

一方で、瀬戸内海の海産物はタイラギガイやシラスやタコ・イカなどの味わいが優しく、歯ごたえも柔らかなものが比較的多いように感じます。

すると、地酒も海産物に合うように柔らかな味わいの甘口になっていく。

肉質が柔らかく、風味も淡白なサワラこそが岡山県の地酒と一番マッチする魚なのではないでしょうか!

 

また、サワラに多く含まれる旨味成分(アミノ酸)のグルタミン酸は日本酒にも含まれています。

同じ旨味成分をもつ二つの食材が合わないわけがない!

この二つが出会うことで、まるで生き別れの兄弟が再会したような感動が生まれえるのではないかと考えました。

地酒との相性抜群だからこそ、岡山県民のメンタリティに古くからサワラが刻み込まれているのではないでしょうか。

 

◆仮説②魚島時に美味しいサワラが獲れるため「サワラ=美味しい」という信仰がある

 

瀬戸内海の3~4月は「魚島時(うおじまどき)」とも呼ばれ、大小関係なく様々な魚が集まるといわれています。

この豊漁のタイミングは、サワラの旬とぴったり合っています。

サワラが成魚となり十分大きくなった時期に、餌となる小魚が周りに沢山いるという最高の環境が出来上がるのです。

沢山の小魚をおなか一杯食べたサワラはよく太って特に美味しくなります。

「魚島時(うおじまどき)」が偶然ある地域だったため、タイミング良く美味しいサワラにありつける文化が地域に根付いたのではないでしょうか。

瀬戸内海に面した岡山県民の方々は「サワラ=美味しい魚」というイメージがDNAに刷り込まれているのかもしれませんね!

 

 

 

 

 

◆マッチングするなら、このお酒!!!

 

十八盛酒造さんの「syachi no kimochi (シャチの気持ち)」

サワラとのマッチングは、まさに青天の霹靂でした。

「syachi no kimochi (シャチの気持ち)」の飲み心地はというと…

口に含んだ瞬間、まず微発泡のシュワっとした口当たりに感動!

泡に包まれたフルーティーなお酒の香りが、グラスをつたいながら鼻先ではじけます。

お酒を口に近づける瞬間、飲む直前のタイミングから既に幸せ。

お味は、日本酒度が+3.5度で、キレのある辛口の中に「自然栽培の朝日米の甘み」が潜んでいるという感覚です。

少しだけ感じる渋みが、味わいのアクセントになっています。

このお酒は、本当に食中酒としてのレベルが高く、サワラとよくフィットするんです…!!

サワラのお刺身の柔らかくねっとりした口当たりを楽しみつつ、優しい果実香漂うグラスを口に近づける。

お酒を口に入れると、サワラの味を引き立てるような米の甘みと渋みがいい仕事をしてくれます。

後味はキレがあり爽やかなので、すぐに次のサワラに箸を伸ばしてしまう!

この繰り返しでついつい食べすぎ飲み過ぎになってしまうマッチングです。

 

 

 

 

 

◆さいごに

 

サワラと日本酒は「誰もが知っている」マッチングだと思います。

ここであえて触れたのは、「岡山の方の県民性や風土について知ると味わいも変わるのでは?」と思ったから。

そして、何度も言いますが「syachi no kimochi (シャチの気持ち)」は食中酒として本当にレベルが高い逸品で、岡山の美味しいサワラにぴったりです!

もちろんお酒単体で飲んでも美味しさを感じていただけますよ。

シュワっとした口当たりとフルーティーな香り、そして可愛いパッケージデザインから、若い女性や日本酒を普段飲まれない方にも好きになってもらえそう。

おしゃれで新しい日本酒をつくる十八盛酒造さんにも注目していきたいですね。

 

 

2022 Miss SAKE 岡山 準グランプリ
杉原未来(すぎはらみらい)

【活動報告】岡山県酒造組合様へ

こんにちは!

2022 Miss SAKE 岡山大会実行委員会
実行委員長の石原です。


この活動を初めからサポートしてくださっています岡山県酒造組合様へ、
グランプリ安藤がお礼のご挨拶に伺ってきました。

 

 




専務理事の貝原康郎様は岡山県庁におられた頃、

マーケティング推進室で〝雄町米〟のPRをされていた方です。


そしてやはり日本酒がお好きだそうで、
好きだからこそ岡山県内で地酒の愛飲率が低いことや
全国的な知名度が今一歩であることを嘆いておられました。

 

 

 

 

そんな貝原専務理事とご一緒におられたのが
瀬戸内創造企画の七宮(しちく)様です。
※珍しい読み方で忘れにくいですね

 

 

やはり日本酒がお好きだそうで、
安藤とお酒の銘柄の話題で盛り上がりました。

そして酒米を炊いて塩おむすびにすると
日本酒の最高のアテになるというレアな話まで!
(酒米は高価でほとんどお酒で消費されるので市場に出回りにくいです)

 

 

「例えば●●県なら〇〇が好き」と言うと
「〇〇いいですよね!」などと
すべてが通じ合えるかのような会話。

 

 

 

こうやって色々な方と出逢えるのも

まさにお酒が繋いでくれたご縁ですね。

 

 

 

日本酒をきっかけとして様々な輪が広がっていくのを感じます。

メールは送信されました

ご依頼ありがとうございました

近日中に担当者よりご連絡させていただきます。
もうしばらくお待ちください。

私の好きな日本文化②

こんにちは!

岡山県総社市出身、
2022 Miss SAKE 岡山
準グランプリの石田真希です!

今日は私の好きな日本文化についてお話しします!


 

 

 

 

 

好きな日本文化と言われて一番に頭に浮かんだのは
やはり『日本食』した。
食べる事が好きなので和洋中様々なお料理を頂きますが、
その中でも一番長い間お世話になってきた
(食べて育ってきた)のが日本食であり、
今の自分を作ってくれた食べ物であると思っています。


 

◎なぜ日本食が好きなのか?
そもそも日本食は、日本に四季がある事から、
季節・旬の食材・行事などの要素が組み込まれ、
さらにそこへ食材への感謝の気持ちや
人々の健康を祈る心が込められた、
奥深く素敵な「文化」だと思っています。

その通り、お正月明けの人日の節句の日には、
その年の無病息災を願って七草粥が食べられますし、
土用の丑の日には暑い夏を乗り越えられるようにと
栄養価の高い鰻が食べられます。

実家が日本料理や岡山の郷土料理を作っているお店だった事もあり
幼い頃から日本食については母や祖母から色々な事を教わり、
口にする事でその魅力に引き込まれていきました。







◎日本食で特に好きなもの!「ばら寿司」

その中でも特に昔から大好物なのが「ばら寿司」です!

「ばら寿司」とは、細かく切った様々な具材を混ぜ込んだ酢飯に、
新鮮な海の幸と彩り豊かな旬の野菜を盛り合わせたお寿司で、
岡山では鰆の酢じめを盛った「岡山ばら寿司」が郷土料理として有名です。

他には「祭り寿司」、「ちらし寿司」とも呼ばれ、
お祭りやお祝い事のお料理として食べられています。

総社市にある私の実家のお店では、
この岡山ばら寿司がよく作られていたこともあり、
お祝い事でなくてもばら寿司を食べる機会が多かったのと、
何より鰆や海老、穴子など豪華で美味しいモノが一度に沢山食べられる!
というイメージがあった為幼い頃から大好きでした!

色んな食材が盛り込まれている分見た目も華やかですし、
食卓にこのばら寿司が一つあるだけで

 

「今日はご馳走だ!」

 


と心躍らせていました!
お祝いにはぴったりです!

 

 

 

 

 

 

◎他県や若年層には認知度の低い「ばら寿司」

しかし世間一般的にばら寿司の出番というのは、
お雛祭りの際に「ちらし寿司」として頂く年一回のみで、
学生や一人暮らしだと食べる機会なんて一度もなかったりします。

大体お祝い事なんてケーキの方が定番ですものね!

実際私の大学時代の友人(九州出身の子が大半でした)は、
知ってるけどあまり食べた事がないとか知らない人も多く、
少し悲しい気持ちになった事もありました。

 

そういう事もあって、大学時代の友人でお世話になった人には
ご実家に岡山のばら寿司を送らせて頂いた事が何度かあり、
知らなかったりあまり食べた事がなかったりした人でも、
岡山の海・山の幸を使った岡山ばら寿司は大変喜ばれました。

 

中にはご家族やご親戚が集まる時に
みんなで祭り寿司を囲って食べてくれた友人や、
お花見の時期に桜の下で食べてくれた友人もいて、
岡山の食べ物が他県でも美味しく頂いて貰える事を
とても嬉しく思いました。



 

 

 

 

◎大好きなばら寿司に合う日本酒も見つけたい!
こんな私の大好物のばら寿司なのですが、
昔からばら寿司単体で食べてお腹いっぱいにしていただけに、
ばら寿司に合うお酒、日本酒などは自分でも
まだ発見できていないんですよね!

これは完全に私の研究・勉強不足なのですが...。

 

今後は、この大好きなばら寿司に合う岡山の日本酒とともに
皆さんに紹介できたらなと思っています!

 

もしかすると私が探し出すよりも先に
Miss SAKE岡山のお姉様方に教わる方が
良いものが紹介できるかもしれませんが!笑

 

みなさんぜひおめでたい日には、
ばら寿司(祭り寿司)を作ってみたり、
買って食べてみたりして下さいね!

一度に沢山の贅沢を味わえますよ!



※岡山ばら寿司、気になる方はこちらもぜひご覧になって下さいね↓
http://www.nobedai.co.jp/
(仕出し季節料理 延代)

私の好きな日本文化①

こんにちは!

日本酒で乾杯するほどの日本酒好き!

杉原未来(すぎはら みらい)です

 

◆今回のテーマ「私の好きな日本文化」

私の一番好きな日本文化「焼き物」です今回はせっかくですの「備前焼」にフォーカスしたいと考えております。

私は大学時代に日本料亭でお給仕をおりその中で大将から食と器の関係を教えてもらいました。「初物の筍をお出しするか若葉色の器を使いなさい」「祝いの席だから瓢箪の徳利を使いなさというように、大将の指示から「器がお料理やお酒を引き立ててくれると学び、興味がわき始めたのです。最初は故郷である陰の「島根県の出西焼」「鳥取県の牛ノ戸焼」等の焼き物に魅了さ窯元に足を運んだり、直売会に行ったりしていました。

今では、在住の岡山県で皆様もご存じの「備前焼」に触れ、器にとって一番大切な「用の美」を改めて感じ大ファンになりました。

 

 

 

 

◆「土と炎の芸術」ともよばれる「備前焼」の概要

備前焼は「日本六古窯(にほんろっこよう)」の一つと呼ばれ、中世から現代まで生産が続く歴史ある焼き物です。

備前焼の素晴らしさは何と言っても「釉薬を使わない」こと。灰のかかり方や、炎との位置関係によりのみ模様が形成されるため、唯一無二の品が出来上がるのです。釉薬でコーティングして均等仕上げることを敢えて避け、焼き物一点一点の本質で勝負する潔さに惹かれますその飾らない厳か雰囲気は「わびさび」の象徴ともいえるもので、茶道の盛んだった安土桃山時代は特に、備前焼の人気が高まりました。

 


 

◆私の備前焼コレクション

①花瓶

 飲み友達でもある岡山市内のカフェのマスターから、備前焼の花瓶プレゼントして頂きました。マスターは祖父母の代から大量の備前焼を保管していらっしゃるそうで、人間国宝の作品も何点かお持だとのこと。この花瓶は私の大のお気に入りで、準グランプリいのお花を生けるときにも使っていたほどです。焼き加減や灰のムラが絶妙で、どんなに華やかなお花を生けても備前焼が雰囲気を引き締めてくれます。季節関係なく使えますし飽きが来ないデザインを選ぶと長年愛用できるので、花瓶の購入をお考えの方にはオススメです




 

 

②植物用の鉢

約2年前に「japots(ジャポッツ)さんから備前作家である石田和也さんの作品を購入いたしました。japots(ジャポッツ)」さんは、日本の若き陶芸家たちに植木鉢の作成を依頼し販売するメーカーさんです。備前焼の武骨なシルエットに胸を撃ち抜かれて、数万する鉢植えの購入をその場で即決してしました。私が植木鉢を購入したのがブランド立ち上げ直ぐということもあり、「お客様第一号です!ありがとうございます!」と、とても喜んでいただき私にとっても素敵な思い出になりました。

 


 

③コーヒーカップ

 備前焼はコーヒーやお茶の渋が目立たないので、普段使いのカップに最適な焼き物だと思っています!定期的に渋の大掃除をしなくても良いのがありがたいですね。また、カフェオレやチャイを淹れると普段のティータイムがお店にいるかの様な雰囲気になります。

ちらのカップは西日本豪雨のチャリティーイベントで購入したもので、使い続けて4年ほどになります毎日のように使っているからか、カップの取手や口のあたる部分の色が少し変わり、触感も滑らかになってきました。「備前焼を育てるという言葉ある通り、経年変化を楽しむことができるのも備前焼の大きな魅力の一つですね。

 



◆さいごに

 「宝くじが当たったら何がしたい?」という会話を皆様も一度はされたことがあると思います。私は真っ先に「焼き物を沢山買っても展示しておけるようなギャラリーを建てたい!」と答えます。収集癖が少しあるので「日本中の焼き物を集めて歩きたい」という願望もありつつ、「今ある焼き物たちを大切に育てていけばいいじゃないか」という思いもあります。先述で「日本六古窯(にほんろっこよう)に触れましたが、日本全国に名産の焼き物はあれど長年続く窯は備前焼を含め6つしかないということですそもそも「文化」という概念には必ず盛衰があります。だからこそ、現存する文化を慈しみ、楽しむことが、私たちがこの時代を生きていた証拠になるのかもしれません。そう考えると、私はもっと焼き物を買った方が良いのかしら…?

 

 

2022 Miss SAKE 岡山 準グランプリ
杉原未来(すぎはらみらい)