私の好きな日本文化①

こんにちは!

日本酒で乾杯するほどの日本酒好き!

杉原未来(すぎはら みらい)です

 

◆今回のテーマ「私の好きな日本文化」

私の一番好きな日本文化「焼き物」です今回はせっかくですの「備前焼」にフォーカスしたいと考えております。

私は大学時代に日本料亭でお給仕をおりその中で大将から食と器の関係を教えてもらいました。「初物の筍をお出しするか若葉色の器を使いなさい」「祝いの席だから瓢箪の徳利を使いなさというように、大将の指示から「器がお料理やお酒を引き立ててくれると学び、興味がわき始めたのです。最初は故郷である陰の「島根県の出西焼」「鳥取県の牛ノ戸焼」等の焼き物に魅了さ窯元に足を運んだり、直売会に行ったりしていました。

今では、在住の岡山県で皆様もご存じの「備前焼」に触れ、器にとって一番大切な「用の美」を改めて感じ大ファンになりました。

 

 

 

 

◆「土と炎の芸術」ともよばれる「備前焼」の概要

備前焼は「日本六古窯(にほんろっこよう)」の一つと呼ばれ、中世から現代まで生産が続く歴史ある焼き物です。

備前焼の素晴らしさは何と言っても「釉薬を使わない」こと。灰のかかり方や、炎との位置関係によりのみ模様が形成されるため、唯一無二の品が出来上がるのです。釉薬でコーティングして均等仕上げることを敢えて避け、焼き物一点一点の本質で勝負する潔さに惹かれますその飾らない厳か雰囲気は「わびさび」の象徴ともいえるもので、茶道の盛んだった安土桃山時代は特に、備前焼の人気が高まりました。

 


 

◆私の備前焼コレクション

①花瓶

 飲み友達でもある岡山市内のカフェのマスターから、備前焼の花瓶プレゼントして頂きました。マスターは祖父母の代から大量の備前焼を保管していらっしゃるそうで、人間国宝の作品も何点かお持だとのこと。この花瓶は私の大のお気に入りで、準グランプリいのお花を生けるときにも使っていたほどです。焼き加減や灰のムラが絶妙で、どんなに華やかなお花を生けても備前焼が雰囲気を引き締めてくれます。季節関係なく使えますし飽きが来ないデザインを選ぶと長年愛用できるので、花瓶の購入をお考えの方にはオススメです




 

 

②植物用の鉢

約2年前に「japots(ジャポッツ)さんから備前作家である石田和也さんの作品を購入いたしました。japots(ジャポッツ)」さんは、日本の若き陶芸家たちに植木鉢の作成を依頼し販売するメーカーさんです。備前焼の武骨なシルエットに胸を撃ち抜かれて、数万する鉢植えの購入をその場で即決してしました。私が植木鉢を購入したのがブランド立ち上げ直ぐということもあり、「お客様第一号です!ありがとうございます!」と、とても喜んでいただき私にとっても素敵な思い出になりました。

 


 

③コーヒーカップ

 備前焼はコーヒーやお茶の渋が目立たないので、普段使いのカップに最適な焼き物だと思っています!定期的に渋の大掃除をしなくても良いのがありがたいですね。また、カフェオレやチャイを淹れると普段のティータイムがお店にいるかの様な雰囲気になります。

ちらのカップは西日本豪雨のチャリティーイベントで購入したもので、使い続けて4年ほどになります毎日のように使っているからか、カップの取手や口のあたる部分の色が少し変わり、触感も滑らかになってきました。「備前焼を育てるという言葉ある通り、経年変化を楽しむことができるのも備前焼の大きな魅力の一つですね。

 



◆さいごに

 「宝くじが当たったら何がしたい?」という会話を皆様も一度はされたことがあると思います。私は真っ先に「焼き物を沢山買っても展示しておけるようなギャラリーを建てたい!」と答えます。収集癖が少しあるので「日本中の焼き物を集めて歩きたい」という願望もありつつ、「今ある焼き物たちを大切に育てていけばいいじゃないか」という思いもあります。先述で「日本六古窯(にほんろっこよう)に触れましたが、日本全国に名産の焼き物はあれど長年続く窯は備前焼を含め6つしかないということですそもそも「文化」という概念には必ず盛衰があります。だからこそ、現存する文化を慈しみ、楽しむことが、私たちがこの時代を生きていた証拠になるのかもしれません。そう考えると、私はもっと焼き物を買った方が良いのかしら…?

 

 

2022 Miss SAKE 岡山 準グランプリ
杉原未来(すぎはらみらい)