2022 Miss SAKE 岡山大会を終えて

先日、この3ヶ月のほとんどを注いできた

『2022 Miss SAKE 岡山大会』

が盛会のうちに終了したことをご報告いたします。


*初代グランプリによるブログもご覧ください
https://www.totalsetting2010.com/miss-sake-blog/3221-2-3-2-2-2-6-2-2-2/

 

 

無観客開催でしたので会場に足を運ばれなかった方々へ
当日の最後の挨拶で述べさせていただいた内容を
ほぼそのまま掲載させていただきます。
(時間もなく焦りから練習では散々で、舞台に立つと感動で頭は真っ白だったのに、不思議と自然に言葉が溢れました)


 

 

Miss SAKEとは何ぞや?という状態で、
何よりわずか3ヶ月足らずの間に、
これほどまで多くの皆様からご支援いただけたことと、
かような状況下にもかかわらず足をお運びくださいました皆様方へ、
深く御礼申し上げます。


そして、審査員を務めてくださいました皆様方、
それにご尽力くださいましたRSK山陽放送の原会長に、
改めて御礼申し上げます。

 

 

 

 



もちろん、どんなコンテストかもわからない当大会に飛び込んでくれた、
今大会のファイナリストたちにも、心から感謝しています。

 

 

 

 



I always get really nervous when I speak in front of people.

多くの方の前で話すのはいつも緊張しますが、
この活動への想いを少しお話しさせてください。




このお話は社団の安本専務理事より打診がありました。
彼とはPHP研究所というところで一緒にビジネスコーチングを学んだ同期で、
同じ釜の飯を食べた同級生でもあります。
そうでもないと片田舎の無名企業にこのスケールの話が来ることはないと、
今でも感じています。




現実の話として、岡山県の地酒の愛飲率は全国的にも低いようです。
蔵元さまや生産者の方々がおられる中でお叱りを受けるかもしれませんが、
酒米のルーツ〝雄町米〟の生まれ故郷でありながら、
雄町の有名なお酒は県外で生まれ、
そして逆輸入されてそちらがもてはやされている。
山田錦を始めとする酒米たちのほうが存在感がある。
昔から酒どころでありながら、美味しいお酒が多いのに、
全国的に一押しが足りない。
地元の人たちもわかりやすい県外の有名酒に自然と手を伸ばす。
以前の私もそうでした。
岡山の人間として少し寂しさを感じるのは私だけでしょうか。


 

 

 


私はホテル・ブライダル業界で社会人となりました。
ちょうど西洋風な式が増えてきていた頃です。
それからフレンチのレストランで勤務をするようになったので、
日本料理よりも西洋の勉強に時間を割いてきました。
ですがやはり日本人なのか、
みそ汁が好きだったり、
おにぎりを頬張ったり、
町内会の甘酒祭りを楽しみにしていたり、
お正月の雰囲気が何とも言えなかったり、
美しい日本語が好きで大学も国文学科に進みました。




元は一消費者であった他業種の私だからこそ、
やれることがあるのではないかと思い、
このMiss SAKEの活動を引き受けました。
Miss SAKEは酒と銘打っていますが決して日本酒のみの活動に留まらず、
日本酒を切り口として伝統文化の潜在的なファンの掘り起こしができる、
さまざまな分野をまとめる存在になれると信じています。
古来より日本酒は人と人とを繋いできたからです。




この3ヶ月間、私なりに精一杯進めてまいりましたが、
ほとんどを1人で行ったため、業界のしきたりもわからず筋を違えたり、
また連絡の不備など皆様方にはご迷惑をおかけしたことを認識しています。
この場を借りてお詫び申し上げます。
私を良く思っておられなくとも、どうかこの活動そのものに対しては、
引き続き皆様方からのご支援をお願いできればと思います。
そして、自分の方が上手くやれると思われた方は、
どうか実行委員会へお入りいただき、
我々をさらに遠くへ運んでくださるお手伝いをお願いできれば幸いです。




「早く行きたければ一人で、遠くに行きたければみんなで」



Miss SAKEは、早く、そして遠くへ行くことを望んでおります。

この度は本当に、ありがとうございました。

 

 

 

 

2022 Miss SAKE 岡山大会実行委員会
実行委員長 石原貴史
(株式会社トータルセッティング 代表取締役)